神奈川県の高校野球は出場校の多い激戦区として有名で、現在は愛知県に次ぐ176校が参加しており、2000年の夏の県大会には、過去最多の207校が出場していました。
その中には、東海大相模や横浜高校、桐光学園、慶應義塾など名門校も多く、高校卒業後、プロ野球の道へ進む選手も少なくありません。
神奈川県高校野球について
過去の神奈川県高校野球の勢力図
神奈川県の高校野球は昔から私学勢の勢力が厚く、公立校はなかなか活躍する機会がありません。
そんななかで1950年以前は公立の横浜商業が強豪として、台頭してました。
しかし1950年以降は法政大二や横浜・慶應など現在も活躍している高校が出てきました。
そして1970年に入ると東海大相模が台頭しはじめ、より激戦になりました。
その中でも横浜商業は私学勢の勢力が拡大している中で、甲子園に多数出場し、活躍を見せていました。
1990年に入ると完全に私学が県内を支配し、当時全盛期だった横浜や桐蔭学園、桐光学園などが活躍しました。
ここ近年は東海大相模がややとびぬけている感がありますが、いまだ混戦模様は変わりません。
近年の神奈川県高校野球の勢力図
近年は私学が県内を設建しており、強豪が他県と比べても多く存在しています。
そんな神奈川県高校野球の勢力図は
第1勢力が 横浜 東海大相模 桐光学園 慶應義塾
第2勢力が 桐蔭学園 日大藤沢 相洋 横浜隼人 横浜創学館 向上 鎌倉学園
第3勢力が 星槎国際湘南 日本大学 立花学園 横浜商大 横浜商業 藤沢翔陵
となっています。
では早速、学校の紹介に行きましょう!
神奈川県高校野球の強豪校紹介
第2勢力の高校
相洋高校
日大藤沢高校
桐蔭学園高校
横浜隼人高校
横浜創学館高校
向上高校
鎌倉学園高校

第1勢力の高校
慶應義塾高校
慶應義塾高校は旧:慶應商工であった高校で、野球部は2021年までに、センバツ大会8度、選手権に18回、出場している古豪であり、強豪です。
桐光高校
桐光学園は川崎市に校舎を構える中高一貫の私立高校です。野球部は2000年ごろから頭角を現し、2021年までに、春のセンバツ1回、夏の選手権に4回出場した名門校です。
桐光学園が注目を集めたのは、2012年の夏の選手権です。その時、当時2年生の松井裕樹投手が快投を見せ、愛媛県代表の今治西との試合では、1試合、22個の三振を取り、10者連続奪三振をさらに奪い、2つの大会新記録を樹立しました。その後も順調にコマを進め、過去最高のベスト8に進んでいます。
東海大相模高校
東海大相模は相模原市に校舎を構える私立高校です。野球部は、2021年までにセンバツ大会に12度、夏の選手権に12度出場しています。
そのうち、センバツは2000年、2011年、2021年の合計3回優勝。夏の選手権は、1970年、2015年に全国制覇を果たしています。
またOBには、巨人監督の原辰徳監督、巨人のエース菅野智之投手、中日に入団した小笠原慎之介投手らなど現在でも活躍する選手が多数います。
横浜高校

横浜高校は中高一貫の私立高校です。野球部は2021年までに、センバツに16回、夏の選手権に19回出場し春夏合わせて5回優勝している強豪校です。
そのなかでも、松坂大輔選手を擁した1998年のチームは、春のセンバツ、夏の選手権に加え、明治神宮大会、国体とすべての全国大会で優勝し、公式戦44戦無敗という偉業を、果たしました。
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