新潟県の高校野球は、以前は日本文理一強の時代でした。しかし近年の勢力分布は、高校野球ファンにはおなじみの新潟明訓や中越高校、関根学園、新潟産大、東京学館らの強豪私立の台頭により、より予想が困難になり、戦力が大混雑化しています!(謎の表現w)
新潟県高校野球について
過去の新潟県高校野球の勢力図
1980年まではの新発田農業や糸魚川商工、糸魚川商や高田商や長岡商といった公立校が覇権を握っていました。
しかし1980年代以降は中越や新潟明訓などの私学勢の台頭により、一気に競争が激化します。
そして1997年に日本文理が初めて甲子園出場を果たして以降、現在に至るまで、
日本文理、新潟明訓、中越の三強が新潟県の覇権を握ることになります。
近年の新潟県高校野球の勢力図
新潟県の高校野球は私学の勢力が強く、特に近年はその傾向が強いように思われます。
公立高校では長岡大手や糸魚川、その中でも新潟屈指の進学校:新潟高校が県大会ベスト4、に入るなど検討していましたが、
それ以上に私学勢の躍進や新鋭校の出没など、私学の勢力を年々さらに伸ばしてきてる印象です。
そんな新潟県の高校野球の勢力図は
第1勢力が 日本文理 新潟明訓 中越
第2勢力が 関根学園 東京学館新潟 新潟産業大学附属 北越 加茂暁星
となっています。
それにプラスして今後、新鋭校として帝京長岡も今後上がってくるのではないかと予想しています
新潟県高校野球の強豪校紹介
第2勢力の高校
加茂暁星高校
https://www.niigataum.ac.jp/houjin/
加茂暁星高校は加茂市に位置する私立高校です。
近年の県大会では頻繁に上位に勝ち進んでくる勝負強い高校で、2019年秋季大会では県3位に勝ち上がり、北信越大会に進出。2020年の秋季大会では日本文理・新潟明訓・関根学園ら強豪校を下し、優勝を果たしました。

北越高校
https://ja.wikipedia.org/wiki/
北越高校は新潟市の中心部に校舎を構える私学の高校です。
総合進学コースの中にアスリートクラスがあり、海外研修があるなど、グローバルな交流ができるのも特徴です。
近年は県大会で必ずと言っていいほどベスト8以上には進んでおり、安定した強さを維持している高校です。

新潟産業大学附属高校
https://ja.wikipedia.org/wiki/
新潟産業大学附属高校は柏崎市に位置するNSFの略称でしられる私立高校です。
野球部は2018年選手権新潟大会で55年ぶりのベスト4、2019年秋季大会では県準優勝し、初の北信越大会に進出しました。それ以降、県内強豪として、飛躍を遂げています。
新潟産大附の躍進の立役者は、吉野公浩監督です。吉野監督は柏崎リトルシニア時代の13年間でチームを通算12回の全国大会出場に導いた名将として知られています。

東京学館新潟高校
https://www.google.com/maps/
東京学館新潟高校は
野球部は2019年県大会で準優勝した新しい強豪校です。2019年秋季大会では2回戦で強豪日本文理を破るなど、近年躍動を見せています。
今後、新潟産大付属とならび、今後の新潟県高校野球の台風目となりうる高校の一つです。
関根学園高校
https://ja.wikipedia.org/wiki/
第1勢力の高校
中越高校
https://ja.wikipedia.org/wiki/
中越高校は長岡市に位置する私立高校です。
野球部は新潟県最多の選手権11回出場を誇る強い名門校で、近年は日本文理と二強を演じてきました。2020年夏の新潟県独自大会では、日本文理高校を破って優勝しています。

新潟明訓高校
https://ja.wikipedia.org/wiki/
新潟明訓高校は新潟市に校舎を構える中高一貫の私立進学校高校です。
野球部は甲子園に8回出場している強豪校です。
2010年夏の選手権ではベスト8まで勝ち残りましたが、ここ近年は結果を残せず2012年以降甲子園の土を踏んでいません。しかし2019年に高田工高の島田修監督が就任したことを機に、再び力をつけ始めています。
また新潟明訓は坊主を廃止するなど画期的な取り組みをするなど、近年注目されています。
日本文理高校
https://ja.wikipedia.org/wiki/
日本文理高校は新潟市に位置する私立高校です。
野球部は2009年選手権で準優勝、2014年にベスト4の成績を残した県内屈指の強豪校です。
2009年決勝の中京大中京戦では、9回2アウトから5点を返してスコア9-10まで詰め寄る熱戦を繰り広げました。

新潟県の高校野球
新潟県は2009年の日本文理vs中京大中京の9回2アウトからの反撃の名勝負が県勢最高の準優勝でした。
翌年の2010年は新潟明訓がベスト8、2014年は日本文理がベスト4と好成績を収めていましたが、
近年、北信越大会でも星稜や敦賀気比、航空石川といった石川・福井勢の台頭によって、なかなか勝ち上がることができず、苦しい状況が続いています。
しかし2021年の秋の新チームは日本文理がタレントぞろいなので、2014年以来の新潟県勢の選抜出場が期待されています。
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